解説:
体温は、発熱がなければ男性では経過はほぼ一定であるが、女性では性周期によって変動しており、大きく高温期と低温期の2相性を示す。
排卵は、最低基礎体温の当日から翌々日に起こることが多い。
基礎体温は、卵胞期(月経開始から約12~15日間の低温期)、排卵期(低温期の最後に体温が一時的にさらに下がる時期)、黄体期(排卵期のあとで体温が一気に上がって、約2週間維持される高温期)、月経期(基礎体温が下がりはじめて月経が起こる時期)の4つのパターンの経過を示す。
したがって、1:卵胞期より黄体期が高いので正しい。
2:口内温より腋窩音が高いのではなく、口内温のほうがわずかに高い。
3:午後より午前中が高いのではなく、午後のほうが高い。
4:小児より成人が高いのではなく、小児のほうが高い。