解説:
1:シーハン病は、分娩ののちに下垂体の障害によって機能低下が起こり、分泌低下をきたして全身倦怠、易疲労性、性機能低下、皮膚乾燥、無力感、るいそう、低体温、無月経、寒さに対する抵抗力低下などがみられるものであるので、組合せは正しい。
2:アジソン病は、副腎の悪性腫瘍などの病変により機能が低下して副腎皮質ホルモンの分泌不足が起こって生ずるものであり、甲状腺との組合せは正しくない。
3:バセドウ病は原因の不明な甲状腺機能亢進症の一つであり、副甲状腺との組合せは正しくない。
4:クレチン病は先天性の甲状腺機能低下症であり、副腎との組合せは正しくない。