臨床医学各論(全470問) 胃癌について正しい記述はどれか(21回) 非上皮性の悪性腫瘍である シュニッツラー転移は血行性転移である 進行胃癌の分類にはデュークス分類が用いられる 早期胃癌の5年生存率は90~95%である 前の問題 次の問題 解答:4 1.非上皮性の悪性腫瘍である 2.シュニッツラー転移は血行性転移である 3.進行胃癌の分類にはデュークス分類が用いられる 4.早期胃癌の5年生存率は90~95%である 解説: 1:胃癌は胃粘膜に発生する上皮性の悪性腫瘍であり、非上皮性の悪性腫瘍ではない。 2:シュニッツラー転移は、直腸子宮窩(ダグラス窩)に播種性に転移するものであり、血行性転移ではない。ほかに、クルーケンベルグ転移(卵巣に播種性・血行性に転移)、腹膜転移がある。 3:進行胃癌の分類には、デュークス分類ではなく、ボルマン分類が用いられる。デュークス分類とは、切除された結腸・直腸検体の癌の浸潤度による分類のことである。 4:早期胃癌(癌の浸潤が粘膜下層までにとどまっている)の5年生存率は90~95%であり、正しい。とくに粘膜内にとどまっている粘膜内癌では95%以上である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test