解説:
全身性硬化症(強皮症)は、膠原病の一つであり、原因不明の皮膚の硬化性病変と血管病変を特徴とし、血管病変によるレイノー現象や皮膚硬化、皮膚石灰化などがみられ、肺病変として、肺線維症を合併して息切れや呼吸不全をきたすこともある。
皮膚硬化は指の先端からはじまり、しだいに中心に向かってゆくが、最初は浮腫状に腫れ上がり、2:ソーセージ様手指を呈する。
1:リンパ節腫脹は、細菌、ウイルスなどの感染症や腫瘍などの際にみられる。
3:蝶形紅斑は、全身性エリテマトーデスでみられる。
4:スプーン状爪は、先天性、シンナーなどの有機溶剤の使用などによる外因性、乾癬、扁平苔癬などによる皮膚疾患などでみられることがあるが、鉄欠乏性貧血でよくみられる。