臨床医学各論(全470問) 変形性膝関節症について正しい記述はどれか(21回) 滑膜組織の摩耗を主病変とする 安静時痛が主症状である 単純エックス線像で関節裂隙の拡大を認める 大腿四頭筋訓練が有効である 前の問題 次の問題 解答:4 1.滑膜組織の摩耗を主病変とする 2.安静時痛が主症状である 3.単純エックス線像で関節裂隙の拡大を認める 4.大腿四頭筋訓練が有効である 解説: 変形性膝関節症は、関節軟骨の変性や摩耗に始まり、様々な関節変化が進行する疾患であり、軟骨の摩耗、破壊が進行するとともに滑膜炎が起こって関節に水がたまり、さらに骨破壊も起こり、次第に変形する。 4:大腿四頭筋訓練は膝関節の支持力を高めるので有効であり、正しい。 1:滑膜組織の摩耗ではなく関節軟骨の摩耗が主病変である。 2:安静時痛が主症状ではない。歩行開始時痛など運動痛が主症状である。 3:関節軟骨の摩耗、破壊が起こるので、単純エックス線像で関節裂隙の狭小が認められる。拡大ではない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test