解説:
痛覚の伝導路は、上行性(求心性)伝導路に属する。
感覚受容器(主に自由神経終末)で受容される痛覚の情報は、脊髄神経節の神経細胞を介して受容器から脊髄後角に運ばれる。脊髄に入るとすぐにニューロンを交代し、二次ニューロンが対側の側索にある外側脊髄視床路を上行して視床に至る。視床でもニューロンを交代し、三次ニューロンが視床を出て内包を通り、大脳皮質にある中心後回の体性感覚野(体性感覚領)に痛覚を伝える。
選択肢2:脊髄前角は、主に随意運動などの下行性伝導路(錐体路)などのニューロンが存在する部位である。