臨床医学総論(全246問) 閉脚起立時に閉眼すると著明に動揺する場合、病巣で適切なのはどれか(17回) 大脳皮質 大脳基底核 小脳 脊髄後索 前の問題 次の問題 解答:4 1.大脳皮質 2.大脳基底核 3.小脳 4.脊髄後索 解説: 開眼時と閉眼時における身体の動揺の差をみる検査はロンベルグ徴候と呼ばれ、視器による補正の有無を確認することを目的に行われる。 関節覚の上行路となる4:脊髄後索が障害されると、関節からの四肢の位置に関する情報が障害されるために、開眼時には視器による補正で身体は動揺しないが、眼を閉じると補正ができなくなり動揺して転倒する。 この場合、身体の動揺が開眼時と閉眼時に差があるので、ロンベルグ徴候陽性とする。 一方、3:小脳の障害では、開眼時、閉眼時のいずれもで身体が動揺して転倒し、両者に差がないためロンベルグ徴候陰性とする。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論 test