臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 食中毒の原因菌で激しい下痢を主症状としないのはどれか(17回) 腸炎ビブリオ ボツリヌス菌 サルモネラ属 ブドウ球菌 前の問題 次の問題 解答:2 1.腸炎ビブリオ 2.ボツリヌス菌 3.サルモネラ属 4.ブドウ球菌 解説: 2:ボツリヌス菌による食中毒では神経症状が主症状となる。 悪心・嘔吐、腹痛、下痢などの消化器症状の現れることがあるが、必発ではない。 12~36時間の潜伏期の後、複視や羞明などの眼症状が初発し、進行とともに発声困難や嚥下困難、四肢の麻痺、呼吸筋の麻痺がみられる。 1:腸炎ビブリオによるものは、汚染食品の摂取後6~48時間後に急性下痢症として発症する。 3:サルモネラ属によるものでは、汚染された食品を摂取後、8~48時間後に腹部疼痛と水様性下痢をもって発症する。 4:ブドウ球菌によるものでは、潜伏時間は数時間と極めて短く、急激に発症し、悪心、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を呈する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test