癌の隣接臓器への浸潤による症状でないのはどれか(１０回)

解説：

肺癌は、肺門部癌（肺門部に発生）と肺野部柵（気管末梢部に発生）がある。肺癌が胸郭内に浸潤すると、1：嚥下障害、3：嗅声などの症状や胸膜炎、上大静脈症候群、ホルネル症候群などを起こす。

上大静脈症候群では心臓への還流障害をきたし、体上部の静脈怒張が起こるので、4：頚部静脈怒張も出現する。

2：ホルネル症候群では、交感神経の傷害によって一側の瞳孔縮小、眼瞼下垂、眼球陥凹などが起こる。瞳孔は縮瞳であり、散瞳ではない。