臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 下方あるいは鼻先を見つめるような眼球共同偏視をきたす出血部位はどれか(11回) 視床 橋 小脳 被殻 前の問題 次の問題 解答:1 1.視床 2.橋 3.小脳 4.被殻 解説: 1:視床出血は、高血圧性脳出血のうちで被殻あるいはレンズ核についで多く、下方への偏視すなわち鼻を見つめるような眼球共同偏視をきたす。 2:橋出血では深い昏睡が起こり、四肢麻痺、除脳硬直、縮瞳、瞳孔上下運動が出現する。共同偏視がある場合は反対側への偏視である。 3:小脳出血では、反対側への共同偏視、縮瞳、瞳孔不同、瞳孔上下運動が出現する。 4:被殻出血は、高血圧性脳出血では最も多く、血腫で内包が圧迫されて片麻痺を生じる。意識障害、感覚障害、同偏視(病巣側を向く)がみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test