臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 心臓弁膜症と聴診所見との組合せで正しいのはどれか(18回) 僧帽弁閉鎖不全症一頸動脈雑音 大動脈弁閉鎖不全症一拡張期雑音 僧帽弁狭窄症ー収縮期雑音 大動脈弁狭窄症ーランブル 前の問題 次の問題 解答:2 1.僧帽弁閉鎖不全症一頸動脈雑音 2.大動脈弁閉鎖不全症一拡張期雑音 3.僧帽弁狭窄症ー収縮期雑音 4.大動脈弁狭窄症ーランブル 解説: 1:僧帽弁閉鎖不全症では、心尖部から左側方にかけての収縮期雑音、Ⅰ音減弱がみられる。頚動脈雑音はみられず、大動脈弁狭窄症でみられることがある。 2:大動脈弁閉鎖不全症は、左室拡張期の閉鎖が不完全なために大動脈から左室へ逆流が起こるので、漸減性の拡張期雑音がみられる。 3:僧帽弁狭窄症の雑音は、心尖部の拡張期雑音である。収縮期雑音はみられず、大動脈弁狭窄症や僧帽弁閉鎖不全症でみられる。 4:大動脈弁狭窄症ではランブルはみられない。ランブルは拡張中期雑音で、輪転様(rumbling)雑音ともいわれ、房室弁口の狭窄、とくに僧帽弁狭窄症でよくみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test