臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 小児期の上腕骨外顆骨折後、成人になって起こる神経障害はどれか(18回) 腋窩神経麻痺 橈骨神経麻痺 正中神経麻痺 尺骨神経麻痺 前の問題 次の問題 解答:4 1.腋窩神経麻痺 2.橈骨神経麻痺 3.正中神経麻痺 4.尺骨神経麻痺 解説: 上腕骨外顆骨折では、外の骨片は付着している前腕伸筋群によって牽引されて回旋転位するので、骨幹側の関節面と骨片の関節軟骨面が対面するために骨癒合が起こりにくく、整復が困難で観血的な整復固定を要することが多い。 処置が不十分であると偽関節を形成したり、発育障害をきたして変形治癒して外反肘となり、骨折の10~20年後に尺骨神経の摩擦性神経炎を生じ、遅発性尺骨神経麻痺を起こすことがある。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test