東洋医学臨床論(全570問)
運動麻痺による症状と施術対象となる罹患筋との組合せで正しいのはどれか(22回)
解答:1
- 1.翼状肩甲一前鋸筋
- 2.下垂手―橈側手根屈筋
- 3.下垂足―下腿三頭筋
- 4.鈎足―前脛骨筋
解説:
- 「1:翼状肩甲一前鋸筋」は、翼状肩甲が前鋸筋麻痺によって肩甲骨の固定ができなくなって浮き上がる現象を指し、これが正しいことから、答えである。
- 「2:下垂手一橈側手根屈筋」は、下垂手が前腕伸筋群の麻痺(橈側神経麻痺)によって生じる現象であり、橈側手根屈筋は誤り。
- 「3:下垂足一下腿三頭筋」は、下腿の伸筋群の麻痺(腓骨神経麻痺)によって生じる現象であり、下腿三頭筋は屈筋群であることから、誤り。
- 「4:鈎足一前脛骨筋」は、鈎足が脛骨神経麻痺による下腿三頭筋の麻痺によって生じることから、前脛骨筋は誤り。