東洋医学概論(2:鍼灸版)(全293問) 次の文で示す経絡病証について適切なのはどれか(11回) 「のどが渇き、側胸部が痛む。上肢の前面内側がしびれて痛み、手掌が熱をもって痛む。」 三焦経 心経 肺経 小腸経 前の問題 次の問題 解答:2 1.三焦経 2.心経 3.肺経 4.小腸経 解説: 「のどが渇き、側胸部が痛む。上肢の前面内側がしびれて痛み、手掌が熱をもって痛む」のうち、脇の痛み、のどの渇き、上肢前面内側の異常、手掌のほてりと痛みは心経の病症である。したがって、2が答えである。特に経絡(経脈)病症は経脈走行上の愁訴が必ず含まれている。本設問では、上肢前面内側がこれに当たる。経脈走行を考慮することによって、比較的簡単に答えを導くことができる。なお、手掌のほてりは肺経でも出現するが、上肢外側であることから除外できる。上肢内側の痛みは小腸経も関与する。しかし手掌のほてりや痛み、脇の痛み、のどの渇きは出現しない。1・3・4は誤りである。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学概論(2:鍼灸版) test