次の文で示す患者の病証に対し、五臓の病に用いる経穴で適切なのはどれか（１８回）

解説：

設問の「毛髪が抜けやすく細くなる、耳鳴りや腰のだるさ、脈細数」から腎の虚熱を表す。

• 「1：太淵」は肺経の土穴であり、関連しない。
• 「2：太白」は脾経の土穴であり、関連しない。
• 「3：太谿」は腎経の土穴であり、補腎の穴といえなくもないが土穴は腎と相克になることから、難経六十九難にもとづくならば、適切とはいえない。
• 「4：大陵」は心包経の土穴である。腎とは関連せず、適切ではない。

よって、適切な穴はないことになるが、中医学的には腎経の穴は補腎として使うことができ、「3：「太谿（現在は太渓。以降は省略)」が答えになる。

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