東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 次の文で示す患者の病証に対する治療方針で、最も適切なのはどれか(16回) 「58歳の管理職女性。胸部に刺すような痛みがあり、夜間に増強する。唇は紫色。脈は結代。」 痰濁を除く 瘀血を改善する 陽気を補う 津液を補う 前の問題 次の問題 解答:2 1.痰濁を除く 2.瘀血を改善する 3.陽気を補う 4.津液を補う 解説: 設問は、「胸部に刺すような痛みがあり、夜間に増強する。唇は紫色。脈は結代」から、胸部の血瘀を示唆する。 「1:痰濁を除く」は、痰が絡む、重だるいだるさ、消化器系の異常等は訴えていないので、誤り。 「2:瘀血を改善する」が適切である。瘀血性の疼痛の特徴が刺すような痛みである。 「3:陽気を補う」は関連しない。陽虚あるいは陽気不足であれば、寒証を呈するはずであるが、所見の中に含まれていない。 「4:津液を補う」は、津液不足の所見が含まれていないことから、適切ではない。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test