東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 疏泄作用の失調から生じた気滞血瘀の肩こりに対し、治療対象となる経絡はどれか(10回) 太陽経 陽明経 厥陰経 少陰経 前の問題 次の問題 解答:3 1.太陽経 2.陽明経 3.厥陰経 4.少陰経 解説: 疏泄作用の失調は肝の変動によるものである。 治療法としては、気滞を取る経穴(理気作用:たとえば、合谷、太衝、後谿など)や瘀血に対する経穴(活血化瘀作用:三陰交、血海、隔兪など)を選択するほうが合理的と考えられ、適切な設問とはいいがたい。 なお、肝と関連する経を単純に考えるならば、厥陰経が答えとなる。 しかし、厥陰経は手厥陰心包経も関連し、必ずしも気滞血瘀の肩こりとは関連しない。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test