臨床医学各論(全470問) 虚血性心疾患について正しいのはどれか(27回) 労作性狭心症は冠動脈攣縮で起こる 不安定狭心症は心筋梗塞に移行しない 心筋梗塞は致死的不整脈を起こす 禁煙は治療としての効果は乏しい 前の問題 次の問題 解答:3 1.労作性狭心症は冠動脈攣縮で起こる 2.不安定狭心症は心筋梗塞に移行しない 3.心筋梗塞は致死的不整脈を起こす 4.禁煙は治療としての効果は乏しい 解説: 虚血性心疾患とは、冠動脈の動脈硬化により、心筋の酸素需要・供給のバランスが崩れ、心筋が虚血になる疾患の総称であり、安定狭心症と急性冠症候群に大別できる。安定狭心症はさらに労作性狭心症と冠攣縮性狭心症に分けられ、急性冠症候群は不安定狭心症と急性心筋梗塞に分けることができる。 1:労作性狭心症は、プラーク・アテロームにより徐々に冠動脈が狭くなって発症する。2:不安定狭心症は、プラーク・アテロームに亀裂が入って血栓が生じた状態で、心筋梗塞への移行が強く懸念される。 3:致死的不整脈とは心筋梗塞を起こして心室細勤となった状態で、心筋梗塞を一度起こした場合、新たな発作がなくても突然起こることがある。 虚血性心疾患の治療として、4:禁煙は重要である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test