解説:
緑内障とは「視神経と視野に特徴的変化を有し、通常、眼圧を十分に下降させることにより視神経障害を改善もしくは抑制しうる眼の機能的構造的異常を特徴とする疾患」と定義される。
緑内障の自覚症状としては、見えない場所(暗点)が出現する、あるいは見える範囲(視野)が狭くなるが、4:中心視野は最後まで保たれるのが一般的である。
緑内障には正常眼圧緑内障といった、眼圧が正常範囲内にもかかわらず視神経が障害される場合もあり、この場合は近視、高齢、乳頭出血が発症に関係するとされているが、多くは房水の流出が障害されて眼圧が亢進することにより発症する。
急性緑内障発作では、眼痛、充血、眼のかすみのほか、激烈な3:頭痛や吐気を自覚することが多い。
※2:細菌感染との関連はなく、1:水晶体の混濁もない。