解説:
腹膜は、腹腔内臓器の一部を覆う2層性の漿膜である。
腹部臓器の一部は腹膜によって作られる間膜を持つため、腹腔内を移動できる。腸間膜を持つ2:回腸と空腸、小網を持つ3:肝臓、小網と大網を持つ胃などが、間膜を持つ臓器の代表例である。
また、横行結腸や1:S状結腸も間膜を有する。
腹膜後器官は腹膜の後方に存在する器官であり、後腹壁に固定されるため可動性に乏しい。腹膜後器官の代表例として、4:膵臓のほか、十二指腸、腎臓と副腎、尿管などがある。
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