生理学(2:鍼灸版)(全287問) 反射について正しいのはどれか(25回) 腹壁反射の中枢は脊髄である 咬筋反射の遠心路は脊髄神経である 屈曲反射の求心路はIa群線維である アキレス腱反射は多シナプス反射である 前の問題 次の問題 解答:1 1.腹壁反射の中枢は脊髄である 2.咬筋反射の遠心路は脊髄神経である 3.屈曲反射の求心路はIa群線維である 4.アキレス腱反射は多シナプス反射である 解説: 1:皮膚の刺激によって、脊髄に存在する反射中枢を介して、骨格筋が収縮する反射を皮膚反射といい、腹壁反射、挙睾筋反射、横隔膜反射などがある。 2:脳幹から起始する脳神経の運動ニューロンは、主に顔面、喉頭、咽頭および頭部の筋を支配しており、これらの脳神経が関与する脳幹反射として、咬筋反射、開口反射、嚥下反射などがある。 3:足に侵害刺激が加わると、同側の屈筋が収縮して足全体を侵害刺激から遠ざけようとする。この反射を屈曲反射といい、主な求心路は侵害刺激を伝えるⅢ群線維、Ⅳ群線維であるが、一部非侵害性の刺激を伝えるⅡ群線維も含まれる。 4:アキレス腱反射は筋紡錘を受容器とする伸張反射の一つであり、Ia群線維とα運動ニューロン間に1個のシナプスを介する単シナプス反射である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学(2:鍼灸版) test