解説:
全身麻酔には、2:静脈麻酔法、吸入麻酔法、Neuroleptanalgesiaなどがある。
一方、局所麻酔は痛覚伝導路の経路のどこかを一時的に遮断して痛みを感じなくする麻酔法であり、手術部位に行う3:表面麻酔、局所浸潤麻酔などの狭義の局所麻酔、および手術部位よりも中枢側の伝導路に局所麻酔薬を注入して無痛を得る1:脊椎麻酔、硬膜外麻酔、神経ブロック、神経叢ブロックなどがある。
4:伝達麻酔は局所麻酔法の一種で、神経幹に直接あるいは周囲に局所麻酔薬を注入して麻酔効果を得るものをいい、広義の麻酔がこれに含まれる。近年はペインクリニックにおいて鎮痛のための神経ブロックが多く行われている。脊椎麻酔は、くも膜下ブロック、髄膜内ブロック、腰椎麻酔などとも呼ばれ、脊椎のくも膜下腔に麻酔薬を注入して脊髄神経根と脊髄を麻痺させるものである。