解説:
1:白内障は水晶体が混濁した状態であり老人性白内障が多く、まれに先天性白内障がある。霧がかかったようにかすんで見えるので視力低下をきたすが、視神経障害によるものではない。
2:眼精疲労は、眼の疲労、視力低下をきたすものであり、調節性眼精疲労(調節異常)、筋性眼精疲労、症候性眼精疲労、全身疲労性眼精疲労、神経性眼精疲労(うつ病やヒステリー等)がある。疲労による機能低下が原因であり視神経障害によるものではない。
3:角膜炎は角膜の炎症によって屈折力が変わって視力低下をきたすものであり、視神経障害によるものではない。
4:緑内障は、眼圧が上昇して高眼圧になり、網膜の視神経が圧迫されて視野障害(視野の欠損)、視力障害が起こるものであり、また頭痛、悪心、嘔吐などの症状も起こる。したがって、視神経障害によって視力低下をきたすものである。