東洋医学臨床論(全570問)
代謝が悪く、汗や尿が出にくい患者に対して補う気の生理作用はどれか(28回)
解答:4
- 1.固摂作用
- 2.温煦作用
- 3.防御作用
- 4.気化作用
解説:
- 1:固摂作用は生理物質が正常な場所に留まり、漏れ出ないようにするもので、気の消散、水の消失を防ぐ。血液・汗・水・唾液・精液などの固摂作用。
- 2:温煦作用は、体温の恒常維持で、各臓腑経絡の生理活動を促進させる。減退すると畏寒・四肢の冷えなどが起きる。
- 3:防御作用は、免疫抵抗力であり、外邪の侵入を防ぎ、外邪を駆逐するものである。
- 4:気化作用は、精・気・血・津液の新陳代謝、相互転化であり、精が気に、気が血・津液に化すなどがあり、汗や尿の生成なども気化作用による。