東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 「治未病」について誤っているのはどれか(28回) 病気になる前に予防に重点を置く 治療すべきタイミングに配慮する 病の兆しを見つけたら早期に治療を開始することに重点を置く 五臓の病があれば、その母にあたる臓の治療に重点を置く 前の問題 次の問題 解答:4 1.病気になる前に予防に重点を置く 2.治療すべきタイミングに配慮する 3.病の兆しを見つけたら早期に治療を開始することに重点を置く 4.五臓の病があれば、その母にあたる臓の治療に重点を置く 解説: 未病は「未だ病まず」であり「はっきりとした病ではないが、健康レベルが徐々に低下している状態」を指す。 そして治未病は、その段階で対処することをいう。 健康レベルが高い状態からのずれが徐々に大きくなり、健康の低次の状態に至っているのが病である。 この東洋医学的一元的健康観では、健康と病を連続的なものとして捉え、両者の境界は不明瞭であり、従って、選択肢1・2・3は治未病の対処法として適切である。 4は難経六十九難における虚証への対応である。 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test