解説:
血液凝固にかかわる因子を血液凝固因子といい、フィブリノゲン(第Ⅰ因子)、プロトロンビン(第Ⅱ因子)など多くの物質が凝固反応に関与する。
4:カルシウムイオン(Ca2+)も血液凝固因子の第Ⅳ因子に相当し、いくつかの反応で必須なため、Ca2+と結合する物質によって血液中からCa2+を取り除くと血液凝固は阻止される。
1:ヘパリンは、トロンビンを不活性化して血液凝固を阻止する抗凝固剤として働く。
2:ビタミンB12は赤血球の生成に働き、欠乏すると巨赤芽球性貧血(悪性貧血)となる。
3:ウロキナーゼはプラスミノケンアクチベーターの一つであり、それによって活性化されたプラスミンが凝固したフィブリンを溶解する線維素溶解現象を生じる。