解説:
ポリオ(急性灰白髄炎)は、ポリオウイルスの中枢神経感染により生ずる四肢の弛緩性麻痺を典型的な症状とする疾患であり、小児に多発したところから小児麻痺とも呼ばれる。
アザラシ肢症は、四肢、特に上肢が欠損または短縮しアザラシの外観に似た奇形であり、サリドマイドの服用による医原病である。
先天性梅毒は、スピロヘータ(梅毒トレポネーマ)により引き起こされ、胎盤を通じて胎児に伝播される感染症である。
一方、網膜にある視細胞(錐体)の先天的な欠損または異常によって起こる色盲(赤緑異常が多い)は、伴性劣性遺病(X染色体関連劣性遺伝病)である。