臨床医学各論(全470問) 感染症と病原体との組合せで正しいのはどれか(18回) 淋病―トレポネーマ マラリアー細菌 ジフテリアーウイルス 発疹チフスーリッケチア 前の問題 次の問題 解答:4 1.淋病―トレポネーマ 2.マラリアー細菌 3.ジフテリアーウイルス 4.発疹チフスーリッケチア 解説: 1:淋病は淋菌の感染によって起こる急性の性感染症である。トレポネーマはスピロヘータの一種で梅毒の病原体である。 2:マラリアは、マラリア原虫の血球内寄生によって起こる伝染病であり、高熱を発する。細菌感染ではない。 3:ジフテリアは、ウイルスでなくグラム陽性桿菌のジフテリア菌を病原体とするジフテリア毒素によって起こる上気道粘膜の感染症であり、ウイルスではない。小児がかかりやすい。咽頭・喉頭の粘膜に偽膜を生じ、呼吸困難を起こす。また、神経麻痺や心筋障害をきたすことがある。 4:発疹チフスは、リケッチアを病原体とする感染症であり、正しい。高熱、戦慄、頭痛、四肢痛などが起こる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test