解説:
気管支喘息は、抗原抗体反応により気管支壁内の肥満細胞からヒスタミンなどが放出され、気管支筋の攣縮、気管支粘膜の粘液分泌亢進や腫脹をきたして気道狭窄を生じ、喘鳴を伴う呼吸困難を起こすものであり、血液中に好酸球が増加し、喀痰中に好酸球やシャルコー・ライデン結晶、クルシュマンらせん体が出現する。
アレルゲンとしては、粉塵(特に室内のほこり)、カビ、ダニ、ペットなどの「2:室内アレルゲン」が原因となることが多い。
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その他の選択肢は以下の通り。
- 1:免疫反応の型からみた肺疾患の分類では、I型アレルギー(即時型・アナフィラキシー型)であり、Ⅲ型アレルギーではない。
- 3:発作は日中に多いのではなく、夜間に多い。呼吸困難のために起坐吸呼吸がみられることがある。
- 4:拘束性換気障害をきたすのではなく、閉塞性換気障害をきたす。