解説:
3:鶏歩では痛みは伴わない。麻痺性歩行とも呼ばれ、(総)腓骨神経麻痺により尖足が生じるために、足を高く上げ、最初につま先、最後に踵をつけて歩く。
他の選択肢はすべて痛みを伴う。
- 1:逃避性跛行(疼痛性跛行、飛び越え歩行)では痛みのため患肢をゆっくり接地させ、また接地時間を短くして歩く。
- 3:間欠性跛行は「長時間の歩行により下肢に異常感覚(痛みも含む)や筋力低下が生じて歩きにくくなるが、休憩により症状が消失し、再度歩行が可能になるもの」をいう。バージャー病や脊柱管狭窄症により起こる(異常感覚の中に疼痛を含めば、これも「痛みを伴う」となる)。
- 4:随意跛行は疼痛があるもののあまり強くないために、意識すると跛行せずに歩くことができるものをいい、小児股関節結核やペルテス病でみられる。
各跛行(異常歩行)の詳細は以下を参照。
⇒『跛行(異常歩行)の原因と特徴一覧』