臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 手根管症候群について誤っているのはどれか(10回) 正中神経低位麻痺 母指球筋の萎縮 母指の対立運動障害 骨間筋の萎縮 前の問題 次の問題 解答:4 1.正中神経低位麻痺 2.母指球筋の萎縮 3.母指の対立運動障害 4.骨間筋の萎縮 解説: 手根管症候群は、絞扼神経障害の代表的なものであり、手根骨と屈筋支帯の間につくられる間隙(手根管)が狭窄し、中を通る正中神経が圧迫・絞扼されて支配領域の疼痛(灼熱痛)、知覚異常、筋萎縮などを起こすものである。 1:正中神経低位麻痺が起こる。正中神経は手の固有筋のうちの尺骨神経支配の骨間筋、第3・4虫様筋、母指の内転筋以外に分布しているので、2:母指球筋などの支配筋の萎縮が起こり、3:母指の対立運動も障害される。 4:骨間筋は尺骨神経の支配であるので萎縮は起こらない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test