リハ医学(2:鍼灸版)(全216問) 胸髄レベルの脊髄損傷完全麻痺患者について正しい記述はどれか(17回) 横隔膜麻痺があ 排便障害がみられる 下肢の筋緊張が低下する 移動には電動車いすが必要である 前の問題 次の問題 解答:2 1.横隔膜麻痺があ 2.排便障害がみられる 3.下肢の筋緊張が低下する 4.移動には電動車いすが必要である 解説: 1:横隔膜は第5頚髄神経支配なので、胸髄損傷では麻痺は起こらない。 2:肛門括約筋麻痺により、排便障害をきたす。脊髄損傷の主な随伴症状として、仙髄損傷では排尿障害、排便障害が生じ、中位胸髄より腰髄の損傷では消化器障害、泌尿器障害が、上位胸髄、頚髄の損傷では呼吸障害、循環障害が加わる。 3:下肢の筋緊張は亢進する。 4:上肢は頸髄神経支配なので麻痺せず、電動車椅子は不要で車椅子の自走が可能。 以下の記事では各髄節レベルの機能的予後をまとめている。 ⇒『脊髄損傷における「レベル別機能的予後」』 前の問題 次の問題 基礎科目 - リハ医学(2:鍼灸版) test