生理学(全297問) 大腸の蠕動連動について正しいのはどれか(27回) 大蠕動は起こらない 逆蠕動は起こらない 胃の充満によって抑制される 副交感神経活動の亢進によって促進される 前の問題 次の問題 解答:4 1.大蠕動は起こらない 2.逆蠕動は起こらない 3.胃の充満によって抑制される 4.副交感神経活動の亢進によって促進される 解説: 蠕動運動は、食道から大腸までの消化管で生じる消化管巡動の一つであり、口から肛門の方向に向かって生じ、内容物輸送の働きを持つ。大腸では、分節運動、蠕動運動、逆蠕動の消化管運動が生じ、これらは1:副交感神経(主に骨盤神経)の活動亢進によって促進される。 2:逆蠕動とは蠕動運動が逆方向に起こる運動で、大腸で生じる。内容物の混和や、水の吸収・細菌の内容物分解に役立つ内容物の停滞が起こる。 この他に、大腸では1:大蠕動と呼ばれる、横行結腸からS状結腸にかけて内容物を直腸まで一気に運ぶ強い蠕動が1日に数回生じる。これは3:胃の充満によって生じる胃―大腸反射で誘発される。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学 test