解説:
下垂体後葉ホルモンは、視床下部の室傍核、あるいは視索上核に密集する神経細胞体で産生され、軸索を通り、神経終末が存在する下垂体後葉で分泌される。
下垂体後葉ホルモンには、バゾプレッシン(抗利尿ホルモン)と、1:オキシトシンの2つがある。
バゾプレッシンは、腎臓の集合管において水の再吸収を促進して尿量を減らすなどの作用がある。
1:オキシトシンは、成熟した乳腺に働き乳汁の排出を促す作用(射乳)と、分娩時に子宮平滑筋の収縮力を強める作用がある。
2:カルシトニンは、甲状腺傍濾胞細胞で産生・分泌され、3:プロラクチンは、下垂体前葉で産生・分泌される。
4:サイロキシンとトリヨードサイロニンは、甲状腺濾胞細胞で産生・分泌される甲状腺ホルモンである。
関連記事⇒『臓器別!ホルモンの名称と、その作用(分泌異常で起こる疾患も!)』