臨床医学各論(全470問) いわゆる五十肩で誤っている記述はどれか(12回) 帯を結ぶ動作が困難となる 肩甲帯筋の廃用性萎縮がみられる 肩関節腔は拡大している 痛みは寒冷時に増悪する 前の問題 次の問題 解答:3 1.帯を結ぶ動作が困難となる 2.肩甲帯筋の廃用性萎縮がみられる 3.肩関節腔は拡大している 4.痛みは寒冷時に増悪する 解説: 1:いわゆる五十肩では、肩関節周囲の疼痛、運動制限、周囲の筋の萎縮などがみられる。夜間痛もみられることが多い。予後は良好であり、安静、温熱療法、鎮静剤投与などの保存療法が基本となる。多くの場合に疼痛とともにみられる運動制限は、特に外転外旋動作(結髪動作、洗顔動作)、伸展内旋動作(結帯動作=帯を結ぶ動作)が困難になることが多い。 2:肩甲帯筋の廃用性萎縮がみられる。 3:関節包の滑膜の炎症により腋窩部で癒着が起こり関節腔が狭くなることが多い。関節腔が拡大することはない。 4:冷えると痛みは増強するので、寒冷時に増悪する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test