生理学(2:鍼灸版)(全287問) 筋収縮においてATPのエネルギーを必要とするのはどれか(24回) 横行小管の電気的興奮 筋小胞体からのカルシウムイオンの放出 トロポニンとカルシウムイオンの結合 ミオシン頭部の変位 前の問題 次の問題 解答:4 1.横行小管の電気的興奮 2.筋小胞体からのカルシウムイオンの放出 3.トロポニンとカルシウムイオンの結合 4.ミオシン頭部の変位 解説: 筋細胞膜の一部に脱分極によって活動電位が発生すると、1:活動電位は横行小管を介して直ちに細胞内部に伝わり、2:筋小胞体の終末槽からCa2+を細胞内の筋原線維の周囲に放出させる。 3:細胞内に放出されたCa2+は調節蛋白のトロポニンと結合し、トロポミオシンの抑制作用が取れて、ミオシン頭部がアクチンに結合できるようになる。 ミオシン頭部とアクチンが結合すると、4:ミオシン頭部の首振り運動が起こり、アクチンがミオシンの間にすべり込む。 この間にATPが消費される。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学(2:鍼灸版) test