臨床医学各論(全470問) 心筋梗塞について誤っている記述はどれか(13回) 胸痛は左肩へ放散する 胸痛はニトログリセリンの舌下投与によって消失する 胸痛は30分以上持続する 心電図でST上昇がみられる 前の問題 次の問題 解答:2 1.胸痛は左肩へ放散する 2.胸痛はニトログリセリンの舌下投与によって消失する 3.胸痛は30分以上持続する 4.心電図でST上昇がみられる 解説: 1:心筋梗塞は、冠動脈の閉塞または強度の狭窄により心筋の虚血が一定時間持続し、心筋細胞が壊死を起こした病変をいい、前胸部胸骨裏の絞泥痛を訴えるが、左肩へ痛みが放散することもある。 2:心筋梗塞の胸痛はニトログリセリンの舌下投与によって消失しない。狭心症の際にはニトログリセリンが有効である。 3:心筋梗塞の胸痛は長く、30分以上持続する。一方、狭心症では胸痛の持続時間は短く、数分で治まることが多い。 4:心電図では、梗塞心電図といわれるST上昇、異常Q波、冠性T波がみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test