臨床医学各論(全470問) 筋萎縮性側索硬化症で最も認めにくいのはどれか(14回) 膀胱直腸障害 構音障害 舌萎縮 筋線維束攣縮 前の問題 次の問題 解答:1 1.膀胱直腸障害 2.構音障害 3.舌萎縮 4.筋線維束攣縮 解説: 1:筋萎縮性側索硬化症は、上位運動ニューロン(錐体路)と橋、延髄、脊髄から出る下位運動ニューロンが進行性に変性し、錐体路徴候、筋力低下、筋萎縮が起こるものであり、脊髄前角も侵される。言語障害、嚥下障害および呼吸障害などが現われ、次第に悪化する。膀胱直腸障害は、脊髄損傷および脊髄空洞症、脊髄腫瘍などの脊髄疾患で出する。筋萎縮性側索硬化症では認めにくい。 2:構音障害は出現する。 3:舌の萎縮のほか、咀噸筋および手などの筋の萎縮がみられる。 4:筋線維束攣縮が手・前腕・上腕の筋群、口周囲筋群、舌筋、下腿・大腿筋群などにみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論 test