次の文で示す症例について、下記の問いに答え よ（２９回）

解説：

症状から末梢性顔面神経麻痺と推定され、発疹がないことからベル麻痺と考えられる。

• 中枢性では顔面上部の筋は両側性支配のため、眉毛を上げることができ額にしわができる。従って1は誤りである。
• 2の柳原法（40点法）は、顔面運動の評価に広いられ、安静時の非対称性と9種類の表情運動の10小目について3段階評価法を行い、ほぼ正常が4点、部分麻痺が2点、高度麻痺が0点で、40点満点で評価する。よって2が正当である。
• 3の風疹ウイルスについては、ウイルスの再活性化によってラムゼイハント症候群となり、発疹がみられる。この症例では発疹がないため3は誤りである。
• 4の咀嚼運動は、顔面神経ではなく三叉神経第3枝によるので誤りである。

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