臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) リンパ節腫脹の原因で誤っているのはどれか(30回) 感染症 白血病 鼠径ヘルニア 悪性腫瘍の転移 前の問題 次の問題 解答:3 1.感染症 2.白血病 3.鼠径ヘルニア 4.悪性腫瘍の転移 解説: 3:鼡径ヘルニアは、鼡径部に嵌頓(腸管などの内臓器官が腹壁の間隙から脱出し、元に戻らなくなった状態)や疼痛・膨隆を生じる疾患である。 鼡径ヘルニアの膨隆は、経過、触診における軟性、体位における変化、グル音の聴取などの特徴を有し、身体所見のみでの診断は70-90%とされている。 嵌頓などの場合は、膨隆が固定し、腫瘤状となり、一部で疼痛を伴うこともあることから、鼡径部の疼痛を生じる疾患(鼡径部リンパ節腫脹、動脈瘤など)との鑑別に超音波やCT、MRIが必要となる。よってリンパ節の腫脹は伴わないことから、3が誤っている。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test