病理学(全149問) 肺結核症について誤っている記述はどれか(16回) 粟粒結核は結核菌のリンパ行性散布によって起こる 初感染後、ツベルクリン反応が陽転する 結核結節は乾酪壊死を伴った肉芽腫形成を特徴とする 自然感染は飛沫感染によって起こる 前の問題 次の問題 解答:1 1.粟粒結核は結核菌のリンパ行性散布によって起こる 2.初感染後、ツベルクリン反応が陽転する 3.結核結節は乾酪壊死を伴った肉芽腫形成を特徴とする 4.自然感染は飛沫感染によって起こる 解説: ツベルクリン反応は、結核菌に対する免疫をもつヒトの皮内にツベルクリン(結核菌から抽出したリポ蛋白の一種)を注射することで、局所に発赤・硬結が生じる反応(コッホ現象)である。 結核症に伴う結核結節は、中心に乾酪壊死巣を伴う肉芽腫である。 結核菌の自然感染は、開放性結核患者からの飛沫感染により発症する。 一方、粟粒結核は、結核菌が血中に多量に入り全身に散布され、全身諸臓器に多数の粟粒大の結核結節を形成することで、リンパ行性によるものではない。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 病理学 test