病理学(全149問) 腫瘍と宿主に及ぼす影響との組合せで正し いのはどれか(22回) 早期癌―悪液質 末期癌―免疫力低下 脳転移―頭蓋内圧低下 溶骨性骨転移一低カルシウム血症 前の問題 次の問題 解答:2 1.早期癌―悪液質 2.末期癌―免疫力低下 3.脳転移―頭蓋内圧低下 4.溶骨性骨転移一低カルシウム血症 解説: 癌の進展に伴う栄養不良症候群である悪液質は、るいそう、皮膚の乾燥・弛緩、眼窩や頬が落ちくぼんだ顔つき(ヒポクラテス顔貌)などの症状を示す。 脳転移は、腫傷が大きくなると周辺組織を圧迫し、頭蓋内圧は亢進する。 溶骨性骨転移は乳癌や肺癌などに代表され、高カルシウム血症は扁平上皮癌に生じやすい。 一方、患者の死が間近に迫った癌である末期癌は、免疫力の低下を招き、日和見感染が生じやすくなる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 病理学 test