臨床医学総論(全246問) 神経障害により下垂手をきたすのはどれか(16回) 正中神経 尺骨神経 橈骨神経 長胸神経 前の問題 次の問題 解答:3 1.正中神経 2.尺骨神経 3.橈骨神経 4.長胸神経 解説: 下垂手は3:橈骨神経麻痺でみられる。手 関節が垂れ下がる変形をいい、長・短橈側手根伸筋と尺側手根伸筋が麻痺することで生じる。 1:正中神経麻痺では母指球筋麻痺による母指外転不能のため猿手が生じる。 2:尺骨神経麻痺では骨 間筋・虫様筋麻痺により長指屈筋・伸筋が優位と なり、近位・遠位指節間関節屈曲、中手指節関節伸展が生じて鷲手となる。 4:長胸神経麻痺では 前鋸筋・菱形筋麻痺により、肩甲骨の体幹への引 きつけができず、肩甲骨内縁が後方に突出するため翼状肩甲が生じる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論 test