解説：
1：聴神経鞘腫とは、聴神経シュワン細胞から発生する腫瘍で、感音性難聴、耳鳴り、めまいなどがみられる。
感音性難聴とは感音系（コルチ器有毛細胞→聴神経→中枢）の障害により難聴が生じたものをいう。
伝音性難聴とは伝音系（外耳道→鼓膜→耳小骨→内耳リンパ液）の障害により、それぞれ難聴が生じたものをいう。
以下は、すべて伝音性難聴がみられる。
2：耳硬化症（アブミ骨の海綿状変化により固着が生じる病態)
3：耳管狭窄症(中耳と外界との気圧差により鼓膜が牽引されて難聴が生じる)
4：乳様突起炎（中耳炎の炎症が乳突洞、含気蜂巣に波及）