臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問)
視診と観察部位との組み合わせで正しいのはどれか(19回)
解答:1
- 1.カーテン徴候ー口蓋垂
- 2.偽膜形成ー頬粘膜
- 3.コプリック斑ー咽頭
- 4.アフター―扁桃
解説:
- 1:カーテン徴候とは、口蓋麻痺時に「あー」と発生させると咽頭後壁が健側に牽引され、口蓋垂が健側に傾き、カーテンを引いたようにみえることから名付けられた。
- 2:偽膜形成はジフテリアでみられ、咽頭や扁桃に汚い乳白色の偽膜(実際は粘膜壊死)が生じる。
- 3:コプリック斑は麻疹でみられ、頬粘膜の臼歯に面する部位に粘膜の充血を伴う小さな白い斑点がみられる。
- 4:アフタとは口腔粘膜や舌に直径数mmから1cmの浅い潰瘍が形成され、周囲が発赤し、疼痛が強い。