解説:
手根管の狭窄は、骨あるいは靭帯その他の軟部組織などの管の壁を構成する組織の異常によって起こる。
すなわち、外傷による手根骨の骨折や脱臼、3:関節リウマチ、変形性関節症による変形、ガングリオンなどの腫瘤、手の過度の使用(慢性外傷)による屈筋支帯などの軟部組織の肥厚、外傷による手根骨の骨折や脱臼などが原因となる。
また、男性に比べて女性に圧倒的に多く、1:妊娠中や閉経期前後、甲状腺機能低下時に多いことから、ホルモン異常などの内因性素因の関与も考えられている。
甲状腺機能低下時であり、2:甲状腺機能亢進症は原因とはならない。
4:糖尿病、粘液水腫に合併することもある。
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