臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 鉄欠乏性貧血について適切でない記述はどれか(17回) 息切れ・動悸の訴えがある 妊娠時に起こりやすい ビタミン剤の投与が有効である 血清フェリチン値は減少する 前の問題 次の問題 解答:3 1.息切れ・動悸の訴えがある 2.妊娠時に起こりやすい 3.ビタミン剤の投与が有効である 4.血清フェリチン値は減少する 解説: 1:鉄欠乏性貧血の自覚症状としては、息切れ、動悸、顔面蒼白、易疲労性、食欲不振、頭痛、下腿浮腫等がみられる。 2:鉄分の欠乏は、妊娠や成長等による需要増大でも生じるので、妊娠時にも起こりやすい。 3:治療はビタミン剤投与でなく鉄剤投与(経口、静脈注射)を行う。ビタミン剤の投与が直接有効であるのは悪性貧血に対するビタミンB12の投与である。 4:フエリチンはFe3-とアポフエリチンが結合した可溶性の鉄貯蔵蛋白であり、血清フェリチンは体内の貯蔵鉄量と相関している。鉄欠乏性貧血では血清フェリチン値は減少する。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test