臨床医学各論(2:鍼灸版)(全514問) 次の文で示す患者で最も考えられるのはどれか(14回) 「35歳の男性。口渇、多飲、多尿(低比重尿)、水制限試験で尿量の減少はみられなかった。」 糖尿病 心因性多尿 尿崩症 原発性アルドステロン症 前の問題 次の問題 解答:3 1.糖尿病 2.心因性多尿 3.尿崩症 4.原発性アルドステロン症 解説: 1:糖尿病、2:心因性多尿、4:原発性アルドステロン症(コン(Conn)症候群ともいい、腫瘍などの副腎皮質の病変によってアルドステロンの分泌が増加したもの)でも口渇、多飲、多尿がみられるが、下垂体後葉の障害はないので、水制限試験を行うと抗利尿ホルモンの作用により尿量の減少が起こる。 3:尿崩症は、下垂体後葉の抗利尿ホルモン(ADH)の分泌が障害されているので、水分を制限しても尿量の減少は起こらない。ゆえに水制限試験で尿量の減少はみられない。 関連記事⇒『臓器別!ホルモンの名称と、その作用(分泌異常で起こる疾患も!)』 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学各論(2:鍼灸版) test