解説:
臓象学説に関する設問である。
1は、肺は宣散作用によって皮膚を潤し、腠理の調節を介して発汗を調節している。
2は、肺は皮毛を主ることから、肺と関連する。
3は、咽喉頭異常感症ともいわれ、梅核(梅の種)が喉(咽頭、喉頭部)につかえたような自覚症状があり、出そうと思っても出ず、飲み込もうとしても飲み込めない状態のことを指す。肝郁(肝鬱)気滞の症状であり、肺とは関連しない。
4は、肺が呼吸を主ることから、呼吸が浅い短気は、肺の病症の1つである。気が短くて怒りっぽいというのとは意味が違うことに注意しなければならない。