肩関節の外転筋に対する鍼通電療法で刺鍼部位として適切な経穴はどれか（１５回）

解説：

肩関節を外転する筋肉は、三角筋および腱板を構成する筋のうち、棘上筋が担当する。これらの筋肉上に位置する経穴名を問う設問である。

秉風は肩甲棘中央上際で棘上窩に位置し、棘上筋と関連する。

巨骨は肩甲棘と鎖骨の交わる部位であり、やはり棘上筋と関連する。

従って「1：秉風・巨骨」が正解。

その他の選択肢は以下の通り

• 「2：肩外兪・肩中兪」は、肩甲挙筋上に相当するので、誤り。
• 「3：臑会・消濼」は、臑会は三角筋、消濼は上腕三頭筋と関連することから誤り。
• 「4：肩貞・天宗」は、肩貞は三角筋、天宗は棘下筋と関連することから誤り。